なぜ登るのか?そこに山があるから。

なぜ山に登り始めたのか。よく聞かれます。初めから話しちゃいます。

禁煙
今では全然吸いたくもありませんが私は10年前までは超ヘビースモーカーでした。
ショートホープを一日50本は軽く吸っていたでしょうね。一度も禁煙をしたことはなかったし
やめようと思ったこともありませんでした。コーヒーとたばこ、ウィスキーのロックとたばこ、
起き抜けの一服、食後の一服、寝たばこと50本吸おうと思うと睡眠と風呂以外の時間は
一時間に3本は吸わなくてはなりません。飛行機に乗っても喫煙席。電車ももちろん喫煙席。
会議中も当然のように、灰皿でなんて時代だったんですよね、そのころは。

さてきっかけは友達です。半年前に止めたのですが、「苦しい、とてもつらい。僕の前で平気で
吸うんだな。」と恨めしそうに言います。それを聞いて思わず言ったのが「一度禁煙の苦しみを
味わってみようかな。一週間だけやってみよ。」だったのです。何故か言っちゃったんです。

次の日の朝から、胸ポケットにたばことライターを入れ、「苦しくなったらいつでも吸える。」状態
で禁煙を始めました。一週間は覚せい剤の禁断症状はさもあらんと言うほど苦しかったです。
しかしこの時に考えました。「何度も禁煙している人は、この苦しみを何度もやっている。よし
この一回でやめてしまおうか。」となったのです。一か月経った頃に、イカの墨のように真っ黒の
痰が出たときには「なるほど、今まで毎日入ってくるタールを異物と思わなかった肺が異物と
感じたんだ。」と思ったのです。ここで本当に禁煙の決心は固くなりました。
結果的には一口も吸うことなく、禁煙に成功しました。しかし3年くらいの間は「弱った、吸って
しまった。」という夢をよく見たものです。
(私の体験談を話して薦めたところ、3人の人が禁煙に成功されています。禁煙したい人に
詳しく話して、協力しますので是非ご相談ください。)

一方、バスケットボールをしていた私は高校3年生の夏に175センチ63キロでした。しかし
引退して練習をしなくなった私の体重は卒業の頃は70キロになってました。その後も順調に
成長しつづけ、10年前には90キロで安定しずっとキープしてました。
ところが禁煙した途端、ご飯がおいしくて、美味しくて、また成長し始めなんと97キロと
もう少しで大台に到達しそうになりました。

運動
そこで一念発起してまず速歩から始めました。毎日6キロメートルを一時間で歩きます。
3か月は変化はありませんでしたが、4か月目からどんどん減り、一年間で87キロと10キロの
減量に成功しました。しかしその後は全然減りません。リバウンドはありませんが、キープが
精一杯でした。食事制限は嫌だったので、「これが限界かな。」と思ってました。
そのころ仕事をリタイヤした先輩が、「城山に登りたいが、一緒に登らないか。」と誘って
くれました。一緒に登ると良い汗をかいて気分爽快です。5月から始めましたが、日々変わって
いく山に魅せられて、段々と暑くなってくる季節も苦にならず、毎日登るようになりました。
真夏には滝のような汗を流して登り、最初は体のあちらこちらが痛くなったりしてましたが、
そのうち歩くのと変わらないくなりました。そして2年くらい続いた時には77キロと最高の体重
から20キロも減量となりました。結果としてまちぐるみ検診では毎回「要治療」とされていた
項目がなくなりました。γGOTやγGTP、コレステロールなども大きくオーバーしてましたが、
全部標準値におさましました。

運動再開
4年前くらいから、山登りを休んでいると正直なものでリバウンドが始まり87キロと10キロも
リバウンドしました。健康診断の数値もまたオーバーとなりました。

そこで昨年6月末から再開したわけです。再開後はやはり4年のブランクで辛い日もありましたが、
みなさんの「いいね。」に支えられ頑張れました。ありがとうございます。
今後も四季の変化や景色を楽しみながら健康のためにも頑張って登ります。

Comments

comments